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C#講義第7回 – 変数

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今回は、コンピュータの五大機能のうち、記憶機能を活用する変数について見ていきます。

変数とは

プログラミングにおける変数とは、数学の変数とは全く異なるものです。

もう一度言いますが、数学の変数とは全く違うものです。

ここのところを分かっているかどうかで、今後の理解に大きく影響するので注意です。

プログラミングの変数とは、コンピュータ上の記憶領域に名前を付けたものです。データを入れるための箱という言い方をされることもあります。

変数の宣言

C#言語で変数を使うには、まず、変数を宣言する必要があります。

プログラミング言語によっては変数を宣言しなくとも使える言語もありますが、C#では必ず変数の宣言を行います。

変数の宣言には次の構文を使います。

[データ型名] [変数名];

データ型

データ型とは変数に格納可能なデータの種類を表すもので、ここでは 32bit 整数型である、int 型を使ってみます。

int 型、-2147483648~2147483647 までの整数を扱うことができます。

int は整数(Integer)の略です。

扱うことのできる値の範囲は今のところ覚える必要はありません。

変数名

変数名はコンピュータ上の記憶領域(データを入れるための箱)に付ける名前です。

今後、データのアクセスはここで名付けた変数名を使って行います。

変数名には半角の A ~ Z, a ~ z, _ , 0~9 を使うことができますが、変数名の先頭に 0~9 の数字を使うことはできません。

また、日本語の全角文字を使うこともできますが、使用しているプログラムを見たことがありません。おそらくコメントと見分けがつかなくなり、見辛いからだと思います。

変数名は好き勝手につけることができますが、その変数に入るデータが何を表しているのか分かり易い名前を付けるべきとされます。

宣言してみる

では、以上の知識を元に変数を宣言してみます。

int a;

int 型(32bit の -2147483648~2147483647 までの整数を扱うことができるデータ型)の変数を a と言う名前で宣言しました。

これで、コンピュータ上の記憶領域に 32bit のメモリ領域が確保され、それに a と言う名前を使ってアクセスできるようになりました。

変数に値を記憶する

宣言した変数にデータを記憶してみます。

これには『=』(代入演算子)を使います。

代入演算子は次のように使います。

a = 1;

これで a という名前の付いたコンピュータ上の記憶領域(データを入れるための箱)に 10 と言うデータが入りました。

このように、変数にデータを入れることを代入すると言いますが、これも数学の代入とは異なるものです。

もう一度言いますが、数学の代入とは全く違うものです。

このように、プログラミングでは数学の用語が登場しますが、数学とは全く関係ないことが多く、数学の知識があるとかえって混乱してしまいます。

数学を理解していないとプログラミングが分からないというのは完全なる嘘っぱちです。

変数に記憶された値を表示する

a という変数に記憶された値を表示するには端的に次のようにすれば良いです。

System.Console.WriteLine(a);

先ほど a に 1 を代入する構文を示しましたが、代入を実行した後に上記の文を実行すると、画面に 1 と表示されます。

プログラムの全文は次のようになります。

using System;

namespace Hello
{
  class Program
  {
    static void Main(string[] args)
    {
      int a;
      a = 1;
      Console.WriteLine(a);
    }
  }
}

 

前回説明した通り名前空間 Hello の部分はオプションです。

実行結果は次のようになります。

コンパイルに失敗する場合

次のように書くと、エラーが発生し、コンパイルに失敗します。当然実行は出来ません。

using System;

namespace Hello
{
  class Program
  {
    static void Main(string[] args)
    {
      int a;
      Console.WriteLine(a);
    }
  }
}

 

これは、変数 a に何が入っているかが分からないためです。何が入っているか分からない箱の中身を表示しようとするとエラーになります。

ここで実際にエラーになるプログラムを書いて、コンパイラの動作を確認しておくことをお勧めします。

コンパイルに警告になる場合

次のようなプログラムを書くとコンパイラから「警告」を受けることになります。

using System;

namespace Hello
{
  class Program
  {
    static void Main(string[] args)
    {
      int a;
      Console.WriteLine("Hello World!");
    }
  }
}

 

警告の場合、無視してプログラムを実行することもできますが、プログラムに何らかの誤りがあります。

この場合、変数 a を宣言したにもかかわらず、全く使用していないため「警告」になります。

警告の内容を見るには、Visual Studio のメニューから「表示」⇒「エラー」一覧を選択してください。

次のように表示されます。

ここでも実際に警告の出るプログラムを書いて、コンパイラの動作を確認しておくことをお勧めします。


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